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【日清 / 東洋水産 / 明星】売れてるものをマネるなよ

CD:西川さんはエアウィーヴのことどう思ってんのかな。

D:何すかいきなり。

CD:ああ、高級マットレスの話ね。西川さんは「Air」て商品を出してるんだけど、発売当初からすでに競合商品で「エアウィーヴ」ってのもあったわけじゃん。

D:西川ってそっちかよ。いろいろややこしいすね。

CD:「似てるなー、でもいっかー」て感じだったのかな。

D:そんなわけないでしょ。まあ、真相は僕らが知る由もないですけど。

CD:それより東洋水産と明星だよ。

D:本題そっちすか。

CD:何だか二番煎じ感は否めないね。ちょっとガッカリした節もあるぐらいだよ。

D:よくわかんないけど、どういうことすか。

CD:CMのトンマナを日清に寄せてきてるんだよね、明らかに。たとえば「ZUBAAAN!」ていう商品名とかさ、芸人やネットで流行ってる曲を使うとかさ、やり口が日清そっくり。

D:あー、メーカーまで気にしてませんでしたが、たしかにラーメン系のCMって最近どれも似てますよね。

CD:若者に媚びるというか寄せていくのは全然ありだけども、他社のクリエイティブに寄せていくってなあ許せないね。

D:ターゲットが同じだからそうなっちゃうのもムリないんじゃないすかね。

CD:差別化を図るのがブランディングの根本なのに似たようなことしてどうすんのさ、て話。それぞれのメーカーでちゃんと世界観をつくれる強い商品やブランドがあるんだから、そこを育てていきゃいいのに。

D:そう考えると、どのカテゴリもどの業界もそうですね。

CD:「他社があれなら、うちはこれでいきましょう」と自信持って言えるアイデアを考えないと。売れてるもののマネをするなんて、僕に言わせりゃ敗北宣言と同じだよ。

D:お、さすが人生の敗北者。説得力ありますね。