広告と日常

広告のあれやこれや

【トライ】最上級表現には要注意

CD:僕はいまだにツムツムやってて無課金だからガチ勢ではないにせよ経験に裏打ちされたそれなりの技術と自信とポジティブな気持ちでやってるからツムツムやってること自体を恥じることはないんだけれども、たまに電車で一心不乱にツムツムやってる人を見ると吐き気を催すね。
D:何すかいきなり。いろいろやべー発言混じってますけど。
CD:それはそうと、広告をする上で気を付けないといけない最上級表現てあるじゃない。
D:よくある「No.1」とか「世界初」とかですよね。
CD:そうそう。でもこれって大丈夫なのかな。

 

 

D:「どこよりも質の高い」「どこよりも成績を上げる」……どうなんすかね。普通に広告で使ってるなら良いんじゃないすか。
CD:あまりに堂々と言い切ってるから見過ごされてんのかな。
D:大手だし偉い人たちがつくってるみたいだし、何かしら根拠はあるんでしょうね。
CD:「この薬で治ります」て言っちゃいけない薬機法もあるじゃない。こういうルールがなんであるかというと、傷つく人がいるからだと思うんだ。
D:どういうことすか。
CD:「治ります」て書いてある薬を飲んで治らなかったら困るし、「No.1」ていうから買ったのに古いデータだったとか迷惑じゃん。どこよりも成績上がらなかったら、人生変わっちゃうかもしんないよ。
D:たしかにそうすね。
CD:てかそもそもさ、「どこよりも」ていうけど比べようがなくない?
D:はあ。
CD:トライをやってるやってないで比べることってできないじゃん。1学期は進研ゼミで60点だったのが2学期はトライで80点になった、みたいなイメージだけど、そもそも同じ内容 / 同じ期間で客観的に比較することは不可能でしょ。パラレルワールドですか、て話。
D:よくわかんないすけど、結局何の話すか。
CD:どこよりも成績を上げてほしいなあ、と思って。
D:勉強しろよ。